2021年〜2022年
Future Accelerator Gateway (新規事業創出プログラム)
プロジェクトマネージメント・エンジニアリング
おててさっかは、子どもたちが自らの手を使って、遊びながら物語を創る体験型イベントです。
子どもたちにはまず、物語の主人公となる絵を描いてもらいます。身体と顔となる青い円が2つだけ描かれている紙に、想像力を膨らませて自由に表現してもらいます。
子どもたちに描いてもらった絵をスキャンし、画面の中の世界に登場させます。描いてもらった絵に足と手を自動で加え、物語の世界を歩いているように演出しています。
特製のデバイスにブロックや色を塗ったカードを挿入することで、物語で出会う仲間や、冒険の行き先、動物に与える色など、自分好みの物語にしていくことができます。
子どもが自分の手で創り上げた、世界に1つだけの絵本がイベントを体験してすぐに完成します。自分のアイデアが形になるこの瞬間を、私たちは大切にしています。
私たちは、株式会社丸井グループ及びライフイズテック株式会社が開催する新規事業創出プログラム『Future Accelerator Gateway』 (FAG)に参加したことをきっかけに、プロジェクト「おててさっか」を立ち上げました。
FAGは単なる大学生向けのビジネスコンテストではなく、3ヶ月という参加期間を経て、その後事業を実現・継続していく意思のある 人のみが集ったプログラムです。サポートも手厚く、丸井グループ社員の伴走のもと、起業家メンターからアドバイスを頂きながら、 私たちは「おててさっか」を開催するに至りました。
このプログラムを最初に見つけ、参加を決めたのは私でした。どんなメンバーで参加しようか、と考えたとき、クリエイター集団で新規事業を考えたらどんな風になるんだろう、と思い、高校、大学、インターン先など、自分が今まで出会ってきた「すごい奴」に声をかけチームを結成しました。
実際に事業を生み出すにあたり、各メンバーの大人顔負けな技術力と発想力で、これまでなかったような全く新しい体験を生み出すことができました。また、事業創出ということで、利回りや企業としての体裁を考える必要もありましたが、何よりもユーザーの体験を第一に、自分たちが納得できるものを創り続けました。
p5.jsを用いて、動物ブロックを穴にはめると選んだ動物が画面上に登場するシーンを制作しました。
子どもの描いた主人公を登場させる仕組みを実装するため、p5.jsからUnityへと開発環境を移行し、1からプロトタイプを制作し直しました。
実際に子どもたちに体験してもらい、子どもたちの反応を観察しました。また、保護者にもヒアリングを行い、我々の制作しているものがニーズに合っているのかという確認と、改善点の発見に努めました。
マルイシティ横浜にて、第一回の実地イベントを開催しました。ここでは、イベント事業としての可能性や開催方法の模索を目的に実施しました。しかし、4日間開催して参加してくれたのは十数人と、残念な結果に終わりました。
前回のイベントからわずか一週間で、2回目のイベントを開催しました。前回のイベントでの反省を活かし、親子連れが入りやすいブースのデザインや、Instagramなどを活用したPRなど、自分たちに思いつく限りの施策を取り入れました。結果、初の有料イベントでしたが、4日間で100名を超える子どもが体験してくれる大人気イベントとなりました。
FAGの最終イベントであるデモデーにて、最終ピッチを聞いた丸井社員からの模擬投資額が最も多いチームとして、オーディエンス賞を受賞しました。
おててさっかを継続して開催するために、ビジネスモデルの策定や、団体としてのミッション、ビジョンの決定、他社企業様とのコラボ企画など、たくさんのことに今も挑戦中です。